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ハードロック工業 緩み止めねじの高い実用性などで発明大賞を受賞

 【ねじ・ネジ・業界紙】 ハードロック工業(株)(若林克彦社長)のベストセラー製品である緩み止めナット「ハードロックナット」が、日本発明振興協会と日刊工業新聞社が共催する「第35回発明大賞」の最高ランク「本賞(大賞)」に選定された。

 表彰式は3月16日に明治記念会館(東京都港区)で行われ、受賞者を代表して若林社長は「この賞を励みにこれからも技術開発に努めていきたい」と挨拶した。

 発明大賞は、昭和50年に設置され、翌年に第1回が行われてから、これまでに奨励賞を含め1075件を表彰。今回は73件の応募の中から24件が選定され、四つの大賞のうち本賞にハードロックナットが選ばれた。
 過去にねじ業からは、池田特別賞を新城製作所、戸津勝行氏が受賞しているが、最高ランクの本賞受賞は初めてである。

 若林社長は「名誉ある発明大賞並びに各賞を受賞できましたことを心より感謝し、厚く御礼を申し上げます。ハードロックナットの開発に成功し初めて売れた時の喜びは今でも忘れません。この賞を励みにこれからも世界の安全を守る縁の下の力持ちとして、今後も皆様のお役に立つ、技術開発などに精神誠意取り組んでいきたいと思います」と受賞の喜びを語った。


第2143号1面

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