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アキテック 労働災害の休業無災害日数が自社最長に

 【ねじ・ネジ・業界紙】 (株)アキテック(埼玉県八潮市)では2月5日付で、労働災害の「休業無災害日数」が自社最長となる1095日を達成した。
 平成18年の再スタートから足掛け4年間にわたり休業を伴う労災が期間中に発生しておらず、安全対策の成果を示すものである。現在も記録更新中であり、引き続き安全対策を推進して雇用及び職場環境の良質化による品質向上などの付加価値を高めていく。
 

 同社の安全対策活動は20年前から進められてきた。従業員の事故は製造現場に支障をきたすだけでなく、その家族にも影響を与えることから、当時専務だった秋山社長が「従業員を養うために」との思いでスローガン「安全は全てに優先する」を掲げ約10年前に本格対策に乗り出し八潮工場、八潮第二工場の両工場で取り組んできた。

 まず、安全委員会を設置。事故は確認ミスなど人為的なところで発生するケースが多いことから、委員会は、現場に従事する主任クラスを中心に構成。統括安全衛生責任者のもと、毎年11、12月に、月ごとにテーマ付けした年間スケジュールを策定。月に一度、委員会を開催して、その月の取り組み、実施状況の話し合いを行い、再発・未然防止策を検討・実施してきた。

 また、社員意識の改善と製造現場の整理整頓による品質管理体制の更なる良質化を目的に、工場内設備・レイアウト見直しを実施。側壁を青く塗り替え、路面部も塗り替えるなどの区画整理を実施。機械底部にはオイルパンを敷いて油による床の汚れを防ぎ、全体的に清潔感のある工場へ変化させた。その他にも無災害記録日数に応じて従業員に手当てを特別給付する制度をつくった。

 これらの成果により無災害記録は徐々に伸び、現在も記録は伸張。また、副産物として労働保険料が年間500万円削減でき、更にはモノづくりの主軸となる製品品質並びに技術力の向上にも繋がった。
 同社では「利益面だけでなく、社員そしてその家族を養っていくための安全対策を今後も注力していきたい」と引き続き“労災ゼロ”継続への取り組みを行っている。


第2143号11面

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