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ものづくり基礎講座 丸ヱム製作所が金属ガラス締結ねじの開発事例発表

 【ねじ・ネジ・業界紙】 ものづくり基礎講座・金属ガラスに関する公開講座が3月5日、クリエイション・コア東大阪で開催され、先般に超機能を備えた「金属ガラス締結ねじ」の開発に成功した(株)丸ヱム製作所(大東本社=大阪府大東市。松元収社長)が事例発表などをおこなった。

 同講座は第18回技術セミナー、第10回技術講習会に第8回NEDO公開講座の構成で実施。古屋泰文弘前大学教授が「急冷遠心鋳造法による金属ガラス・ナノ結晶部材の作成―材料加工のイノベーション―」を、山中茂(株)丸ヱム製作所理事が「金属ガラスによる締結ねじの開発」をテーマに、それぞれが次世代金属材料・金属ガラスの最新研究開発動向に触れる事例等を内容に講演した。

 山中氏の講義は、まず「バルク金属ガラスを応用して塑性加工による機械要素部品の製品化に初成功しました」と述べてから、開発の経緯、金属ガラスの特徴、ボルトの構成、金属ガラス締結ねじの特徴、試作、加工方法と問題点、製作工程等を詳細に解説。
そのなかで、開発したねじの特徴は(1)軸力安定(2)緩み難い(3)トルク管理が容易(4)軽量材締結に優れる(5)高疲労強度(6)高い耐食性―などを紹介。
 最後に「静水圧下と逐次加工によって困難とされていた塑性加工での製品化が可能となり、この生産技術をもとに軽量材の重要締結部品及び医療用の締結ねじ向けなどの製品化に取り組んでいきたい」と今後の展開をあげた。


第2142号7面

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