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阪村機械製作所 ねじ並びにねじ付部品など注目の生産システムを公開
【ねじ・ネジ・業界紙】 (株)阪村機械製作所(本社=京都府久世郡久御山町)は京都事業所において2月1日~5日の期間にプライベートショウを開き、ドイツ・デュッセルドルフワイヤーショーへと出展する「パーツフォーマーPFS―325型機(3ステーション)」及び、業界初の転造加工用ロータリーセグメントダイとロータリーダイを同時に自動交換する「ロボットロータリーS―30型機」を一体化した新たな生産システムなどの公開運転をおこなった。
同システムはコイル(材料)の供給だけで、フォーマー成形からローリング転造までの加工工程を一貫しておこなう機能を備え、一人のオペレーターにより完成品が仕上げられる複数作業の一体化を実現。
今回、阪村機械製作所がワイヤーショーに出展するのは、ねじ並びにねじ付部品等の製造加工工程で多用化されている冷間鍛造加工による成形、ローリングのねじ転造までを一体化した生産システム。
金型の微妙なタイミング設定の前進・後進・停止が目で確かめながら行なえる“手で回る”機構を備えた「パーツフォーマーPFS―325型機(3ステーション)」と、業界で初めて開発したロータリー金型のセグメントダイとローラーダイを同時に自動交換できる「ロボットロータリーS―30型機」の組み合わせによって、部品が完成するまでの加工工程内で精度・品質の向上に加え、コスト競争力の強化も備える画期的な一貫生産システムを実現している。
各機の特徴や機構等が効果的に融合の図れられたシステム設計を施してあり、鍛造機械・金型・部品製造に至るまでの幅広い領域を有するサカムラグループのノウハウが随所に搭載されている。
プライベートショウは、ワイヤーショー出展に先駆けて国内のねじ及びパーツ製造企業の生産技術、開発設計者など向けに一貫生産システムを実演。開催期間の五日間には各方面より多くの参加がみられ、サカムラの開発目的である「1人のオペレーターがフォーマーとローリングの一体化で、互いの特徴をよく理解して完成品まで責任をもった作業がおこなえる」に高い評価が寄せられた。
また異品混入トラブルの完全防止や分業工程統合ができるほか、オペレーターの複数技術習得による人材育成並びに高度化などと、システム自体のハード面に加えてソフト面にもおける相乗効果に対して“常に新技術のSAKAMURA”を再確認する光景などが窺がえ、成功裡に収めた。
第2140号5面
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- 阪村機械製作所 ねじ並びにねじ付部品など注目の生産システムを公開 -- 2010/03/08 月曜日