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関西ねじ協同組合 ねじ関連企業視察など海外研修事業実施

 【ねじ・ネジ・業界紙】 関西ねじ協同組合・海外情報委員会(西泰宏委員長=西精工(株))は、本年度の海外研修事業として2月7日~12日の日程でタイ・シンガポールを訪問した。
 コバユー・タイランドはじめ現地ねじ関連企業の視察と現地経済に関する講演会を開催したほか、観光名所を巡るなどして今後の業務に役立つ見聞を広めると共に国際的な価値観を養い、参加者同士による交流も深めた。

 8日のねじ関連企業視察見学は現地合流組も加わり、早朝に宿泊先のプラザアテネホテルのロビーで案内役を務めるメタルワン・タイ社の江藤三洋氏・戸谷洋氏との挨拶をかわして出発。

 最初の訪問企業であるKOBAYU THAILANDO社へ到着し、友田俊明マネージメントディレクターをはじめとする佐藤勝則氏、鈴木力氏、向晃芳氏の法人スタッフ等に受け入れられ、会社概要から現地への進出目的、現在の経済環境及び需要産業の動向、進出メリットなど詳細な説明を聞いた。
 コバユー・タイランド社は日系企業向けのストックヤードとして多種多様なファスナー類や特殊締結並びに機能製品などの即納体制を築きあげ、日本国内でねじ業界の名門商社に知られる親会社(株)コバユー(小林潔氏)と同様のサービスを提供しており、ユーザーのニッチなニーズまでを満たすロジスティックシステムなどの業務展開を見学した。

 つぎの訪問先はCHIAO PAO METAL社。同社は、1992年に先見的なタイ市場の発展を見据えて設立した伸線メーカー。
 取扱品種は、CHQワイヤー(φ1.6~22)、ハイカーボンワイヤー(スポーク用など)、スプリングワイヤー(バイク・ベッド用など)。月産約2000トンのうち、1000トンはOEM生産対応の製品。CHQ材は、特にφ5以下の家電産業向けなどの細径を得意とする。一行は、王文山社長の説明を鄒行氏が通訳する形で、企業紹介並びにショットブラスト工程などを備えた一貫生産の伸線加工ライン、製品管理等についての視察見学をおこなった。


第2140号2面

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