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日本チタン協会 10年需要見通し新興国電力向け高水準

 【ねじ・ネジ・業界紙】 社団法人日本チタン協会(戸崎泰之会長=住友金属工業(株)副社長)はこのほど、具体的な数字公表は各需要分野の動向が不透明であることから控えたが、金属チタンにおける「2009年実績と2010年需要見通し」について以下のとおり発表した。

 【2010年の予測】
 
 昨年末のボーイング787テスト飛行の成功により、航空機産業の先行きにも明るい兆しが見えつつある。しかしながら、約二年半の間滞留していた在庫の消化には尚時間がかかると見られている。
 
 わが国においても、展伸材出荷量の本格的な回復は本年末以降と見込まれる。

 09年同様、国内では需要が回復せず、また在庫調整も続くと予想される。輸出は、電力が新興国向けに高水準で推移するも、その他の分野は低調と判断される。


第2140号3面

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