[PR]
興津螺旋 高強度マルテンサイト系ステンレスねじ・六角穴付きボルトの製造技術完成
【ねじ・ネジ・業界紙】 ステンレス製ねじ類の専業メーカー興津螺旋(株)(静岡県静岡市清水区興津中町1424。柿澤宏一社長)では、高強度ステンレス鋼種「C1―110」を使用した六角穴付きボルトの成形加工技術の確立に成功し、受注生産による販売を開始した。
同社は昨年より生産アイテムの拡大を図り、ステンレス六角穴付きボルトシリーズの販売をスタートさせている。今回C1―110の製品化を実現したことから、同シリーズのラインナップは一段と充実した。
今回、興津螺旋が製品化に成功したC1―110は、JIS規格(JIS B1054―1)のマルテンサイト系ステンレス鋼である。真空焼入れにより強度は1200N/平方ミリメートルに達し、12.9に極めて近い高強度のステンレスボルトを作ることが可能となる。ステンレス材なのでメッキが不要で環境に優しい製品といえる。
同社では、当面M2~M8を生産範囲として先ずは受注生産で対応するとしている。
第2138号3面
見出し一覧
- 興津螺旋 高強度マルテンサイト系ステンレスねじ・六角穴付きボルトの製造技術完成 -- 2010/02/19 金曜日