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天雲産業 ねじ製品の高安全性等に神戸製鋼所と共同開発
【ねじ・ネジ・業界紙】 アンカーボルトメーカーの天雲産業(株)(大阪市西区境川2の2の79。天雲博樹社長)は、主力の建築向けねじ製品の安全・信頼性を更に高める活動の一環として(株)神戸製鋼所との共同開発による『スーパーアンカーボルト』の製造販売を開始した。
スーパーアンカーボルトは新素材を採用した耐震用アンカーボルト。従来のSS400製アンカーボルトと比べ強度が約30%向上している。
線形50φサンプル材による引張・衝撃試験では、シャルピー吸収エネルギーは227JでSNR490Bと比べ約10倍の高い衝撃吸収エネルギーを有し、伸び(EL)能力は33.4%で同比約50%増、降伏比(YR)では64.5%と同比約20%増の特長を備えている。
このため、地震などの揺れに対して、従来のアンカーボルトよりも破断リスクを低減し、構造物の安全性確保に貢献する。
ねじサイズは、切削加工による呼び径M100までの生産が可能で、現在は対応領域の拡大を目指し、ボルト重量が約15%低減し切削加工屑が出ない転造加工による呼び径M52以上の製品化を進めている。
第2136号3面
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- 天雲産業 ねじ製品の高安全性等に神戸製鋼所と共同開発 -- 2010/02/01 月曜日