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ねじ業界の老舗・石徳螺子 役員の歓送迎会を開催
【ねじ・ネジ・業界紙】 ねじ全般及び産業用締結部品の卸売・直販をおこなう石徳螺子株式会社(東京都葛飾区青戸5―17―5。石川隆一社長)は12月26日14時より、台東区浅草の浅草ビューホテルにおいて、役員三氏の「歓送迎会」を開催した。同社では、現社長の厳父であり相談役の石川喜一郎氏と取締役営業部長・宮島光典氏が本年末をもって退任。1月より楮谷良章氏が営業部長に着任し、新たな体制がスタートした。
石川喜一郎相談役挨拶
昭和22年入社以来、早や六十年の歳月が過ぎ去りました。創業は明治11年ですから、既に百三十年を経過致して居り、改めて当社の歴史の重みを痛切に感じています。東京でも百年を越えるお店は限られて居ります。
私は入社当時、先代から牛の歩みでよいから着実に堅実に細く長くと聞かされた事を思い出します。世の移り変わりが激しい昨今、継続するということが如何に至難なことであるか胸打たれるものがあります。日本は敗戦という憂き目に会い、石川徳次郎商店も当主が亡くなり長男、次男と戦争にとられ一時先行きの望みを絶たれたこともありましたが、長年の信用を頼りに戦後無一物から再起し、紆余曲折を経て今日に至りました。商品が少なかった時代に供給してくれた仕入先のご好意、又絶えることなく発注していただいたお得意先のご温情に対し有難く改めて感謝申し上げる次第です。
今、毎日活気に満ちて働けるのも、皆さんの頑張り努力は勿論のことですが、長年に亙る先輩社員の方々のお骨折り健闘があったことも忘れられない大切な事です。汗の結晶と努力でつくられた尊い「暖簾」を大切に守り先輩諸氏に負けないよう研鑚に励み、一層輝かしいものにして下さい。優勝劣敗が判然とする時代が到来して居ます。目標を立て自身で考え有能な社員、よき社会人を目指して磨きをかけなければならないと思います。今後とも会社の一層の発展と社員皆さんのご健勝を心から祈念申し上げます。
第2135号3面
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- ねじ業界の老舗・石徳螺子 役員の歓送迎会を開催 -- 2010/01/21 木曜日