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大栄工業 経営効率向上に大宮へ全業務集中

 【ねじ・ネジ・業界紙】 大栄工業(株)(関郁也社長)は、経営効率の向上を目的に本社と大宮営業所を統合し、全業務を大宮に集中した。

 所在地は郵便番号330-0042埼玉県さいたま市見沼区南中野247。電話048-683-1411。FAX048-683-1413。

 同社は昭和37年、初代関昇二氏が東京都大田区蒲田で創業。当初は六角ボルト、特殊ボルトなどの有力メーカー丸栄工業(株)(愛知県)の東京営業所的な形でスタートし、焼入れS45Cボルトの卸売りが主業務であった。

 しかし時代が進むにつれて、S45Cボルトが一般的な商品となり、仲間への卸売りが縮小傾向となってきた。そこで直需部門の強化を指向。比較的競争の少ない埼玉地区に着目し、昭和44年に大宮営業所を開設した。

 主力仕入先である丸栄工業は、量産ラインのほかに、小ロット品の冷間圧造にも対応できる生産ラインを持ち、社内でNCによる切削加工もおこなえるなど機動性が高い企業である。この特徴を活用して、特殊品を中心にエンドユーザーへの提案活動をおこない、販路を拡げてきた。

 関社長は「蒲田周辺にある得意先ならびに仕入先の皆さんには、ご迷惑をかけないように配慮して、従来通りの取引をお願いしています。デリバリーの面は、自社の車と宅急便を適宜組み合わせることで対応できる。地方発送はこれまで本社で対応してきましたが、大宮で従来通りにやれます。今後は大宮へ集中したことのメリットを活かして経営効率と作業効率を高め、サービス向上に努めます」とコメントしている。


第2133号3面

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