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近畿小ねじ会 高付加価値化への取り組み等にめっき勉強会を開催

 【ねじ・ネジ・業界紙】 近畿小ねじ会(田中祥元会長)は11月13日、東大阪市長田の木曽路東大阪店において例会を開き、会員企業の生産技術および製品品質の向上、高付加価値化への取り組みなどを目的とした「めっき勉強会」を実施。

 めっき加工企業の(株)三晃鍍金工業所、金属表面処理剤メーカーのユケン工業(株)を講師に招いて、めっきの基礎知識や3価めっきの特性等について学んだ。
 
 講義では特に、幾つかのめっき加工に関わる問題及び原因について発表をおこったなかで「めっき剥がれ現象は前処理の不完全が大きな要因である。化粧を例にすると、化粧の前には皮脂を取らなければ乗りが悪いのと同じように、めっきでは加工油の付着を完全に除去しなければならない」と脱脂加工の重要性を説いた。
 
 また、3価めっきの項目では「一般的に呼ばれている3価クロメートは、処理工程からみても6価からの造語で、正式名称では3価クロム化成処理である」と予備知識を挙げたほか、経時変色については「酸化性から、加工処理を施した製品を高温・多湿の場所に保管しておくと変色傾向が強くなる。皮膜が要因になることもみられる」とした。


第2131号3面

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