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共和工業所 NIMS等と共同で1800メガパスカル級の超高強度ボルト開発
【ねじ・ネジ・業界紙】 独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS。潮田資勝理事長)の新構造材料センターは、特殊高強度ボルト及び自動車圧造関連部品メーカーの(株)共和工業所(石川県小松市。山口徹社長)、扶桑機工(株)との共同研究により「1800メガパスカル級の超高強度ボルト」の開発に成功した。
今後は、量産性を念頭にプロセスの開発研究へ展開して行く予定である。
同機構がプレスリリースし資料によると、研究の背景・成果を踏まえた今後の展開について以下に紹介している。
耐力が1500MPa以上の超高強度を達成できる鉄鋼材料では、素材の冷間鍛造、焼入れおよび焼戻しなどの従来プロセスで“複雑な形状をした部品”に所定の特性を持たせることの難しさがシーズの発掘と実用化を阻んできた。
本成果は、金属組織制御と同時に複雑形状の部品への成形法のブレークスルーを達成したもので、超高強度材料とその部材の実用化に道を拓くものと考える。今後は、ボルトの量産性を念頭に置いたプロセス開発研究へと展開して行く予定である。
第2131号1面
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- 共和工業所 NIMS等と共同で1800メガパスカル級の超高強度ボルト開発 -- 2009/12/10 木曜日