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五地域ねじ協交流大会2009 韓国ファスナー工業協同組合・李理事(各地域代表挨拶その6)

 【ねじ・ネジ・業界紙】 08年度のねじ産業の実績を見ると、韓国国内でのねじの生産量は73万トンで、昨年度に比べて一部減少しました。
 主要産業別に見ると、自動車部門は約52万トンで71.3%の占有率を見せ、建設部門は約13万トンで17.3%、電子部門は約1万トン、市場流通を含むその他の部門は約7万トンです。

 08年度の韓国国内のねじの出荷額は、約20億ドル水準で、昨年度に比べて多少増加しましたが、これは韓国国内の自動車などの生産減少にもかかわらず、全体的に今年の前半に比べて60%以上高騰した原資材格の上昇によるものです。

 ねじの輸入額は、3億5千万ドル、07年の2億9千万ドルに比べて11.4%増加しました。輸出額は2億8千万ドルで、06年度の2億2千万ドルに比べて23.9%増加しました。ただし、輸出額が3億5千万ドルであることを考慮すると、7千万ドルの貿易赤字が発生していることがうかがえます。

 線材業者を対象にCHQWireの供給の現況を調査した結果によると、供給量は61万トンで、07年度に比べて1.9%減少。熱処理の是非を区分した供給は、熱処理材は37万トン、HD材は24万トン。熱処理材の割合は今後もさらに高まる展望です。内需は55万トンで、輸出は6万トン。内需は07年度に比べて2.6%の減少で、輸出は6.1%増加。主な線材業者10社の韓国国内での市場占有率をおおよそ70~80%の水準と仮定した場合、韓国国内での総需要は80万トンの水準です。

 幸いPOSCOは今年の5月に原資材の価格を従来の価格に対して約15%電撃的に引き下げました。昨年の60%以上の高騰に比べればまだ不十分ですが、それでもかなり原価に対する負担が軽くなりました。また最近、現代自動車の生産増大により、自動車用のねじの生産量が平年に比べて90%の水準まで回復しました。


第2130号5面

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