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大阪府立産業開発研究所 平成21年6月期業種別景気動向ヒアリング調査・機械設計業編

 【ねじ・ネジ・業界紙】 大阪府立産業開発研究所ではこのほど、平成21年6月期の府内における「業種別景気動向ヒアリング調査」の結果をまとめた。
 今回の対象業種は金属プレス業、機械設計業、紳士既製服、内航海運業、倉庫業、印刷業、繊維・衣服等卸売業の7業種。
 その中から、ねじ産業に関連性の高い「機械設計業」の業種に焦点をあて、現況や今後の見通しなど報告結果を以下に紹介する。

 【機械設計業】

 平成14年ごろから、自動車やITなどの産業における設備投資が活発であったことから、需要は増加傾向にあった。
 
 しかし、20年後半に生じた世界規模の金融危機によって、自動車をはじめ、それまで好調に推移してきた多くの産業において、販売不振などによる大規模な生産調整が行われ、設備投資も大幅に抑制された。この結果、機械設計業では、派遣契約が解除されるなど、需要は急速に減少している。

 現在、需要減少は下げ止まった感はあるものの、回復には至っていない。一部には、6月に入り見積り依頼が増加するなど、回復の兆しもみえはじめているが、今後数ヶ月は、現状で推移するとの見方が業界内では強い。


第2126号7面

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