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ステンレス鋼製ねじ メーカー筋が材料値上げ対応に11月大幅価格是正へ

 【ねじ・ネジ・業界紙】 ステンレス鋼製ねじメーカー筋によると、使用するステンレス鋼製材料に関し、供給サイドから大幅な値上げ通告を受けている。
 これに伴い、ニッケル系SUS304及びXM7鋼種などをはじめとする全てのステンレス製ねじ製品にわたって、11月1日より製品価格の是正に踏み切る意向を示している。

 先般には、日本ねじ工業協会ステンレスねじ部会の会合でも、参加各社から材料値上げ並びに製品価格改正について同様の意向が示された。

 国内産のねじ用ステンレス鋼製材料は大手2社が製造。小ねじやタッピンねじ等用の伸線加工は系列企業が行い、主な販売ルートも含めて売り手の寡占化が進んでいることから、ねじメーカーの調達手段は限定された状態となっている。
 ニッケル系並びにクロム系鋼種の材料価格は、原材料の3ヵ月平均値(指標・ロンドン金属取引所LME)を基としたサーチャージ制と為替動向などを併せた独自の算出方法によって取り決められている。各鋼種の中でも一部には機能等追及のための付加加工によるエキストラ価格をプラスしている。
 
 直近の価格体系では、ニッケル系は3月~5月の原料値が5.06ドルなどとした算出から、ねじ用材料は304鋼種でトン当たり1万円、XM7鋼種が同1.5万円の値上げが実施された。
 今回は、更に6月~8月が原料値7.5ドルを基にして、304はトン当たり6万円、XM7は6.5万円など、大幅な値上げ通告となっている。


第2125号1面

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