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阪村機械製作所と阪村産業 頭部刻印可能の袋ナット形状・Sナット製品化

 【ねじ・ネジ・業界紙】 (株)阪村機械製作所(中野孝之社長)と阪村産業(株)(山上賢司社長)では、新たに袋ナット頭部への識別刻印(マーキング)加工を可能にした「Sナット」を製品化。
 平行形状を採用した頭部の上面には自動車メーカーなどの複雑なプライバシーマークにも対応でき、中空拡大成形法を活用したワンピース型の製品であることも特徴。

 阪村機械が開発特許を有し、ナット・特殊パーツ製造の阪村産業が生産実施をおこない、幅広い袋ナットニーズの世界市場に販売展開を図っていく。なお、同製品の詳細な概要は阪村産業代理店会・エースナット会総会において発表する。

 同製品は、頭部上面に平行形状を採用したことで識別刻印(マーキング)の加工が可能となっている。
 プライバシーやロゴマークなどを施すことにより、ブランド力の強化および差別化に加え、確かな純正(指定)部品の使用判断やメンテナンス等の安全面上からも、大きな意味を持つ「目で見える化」が実現。

 頭部面積は広く、簡単なアルファベットの1文字から自動車メーカーなどの複雑な車種ごとのマークにも対応でき、ユーザーブランドのOEM化推進が図れる。自動車の原動力ルーム内・足廻りをはじめ、精密機器・家電関連など従来の袋ナットの需要ニーズ(用途)よりも一層の拡大が見込め、世界市場での販促活動を展開する。


第2123号3面

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