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3団体合同JIS規格検討協議会 六角ボルト・ナット附属書のねじ業界内取り組みが加速

 【ねじ・ネジ・業界紙】 六角ボルト・六角ナットのJIS附属書規格における新たな展開がみられている中、去る8月21日には関東鋲螺釘工業協同組合、兵庫県鋲螺釘工業協同組合、関西ねじ協同組合による「3団体合同JIS規格検討協議会」の第2回会合が、大阪市東成区の関西ねじ協同組合事務所会議室において開催された。

 同規格の本格的なJIS本体化に向けた検討活動の一つとして、各組合所属の六角ボルト・ナット両製品の製造該当者を対象にした生産実態把握のためのアンケート調査が行われることになった。

 アンケートの実施は両製品の有力メーカーが所属する3組合において明確な生産実態を把握することは、同規格の本格的なJIS化に向けた検討活動の一つに必要と位置付け、製造該当者を対象にアンケート調査の実施を決定した。
 調査は平成19年度(19年4月~20年3月)と20年度(20年4月~21年3月)の単一年度が期間。項目は六角ボルト(B1180)及び六角ナット(B1181)それぞれのJIS本体規格、同附属書、同規格外品を生産実績本数もしくは個数の数量単位で計算。
 各組合の事務局が担当窓口となって製造該当する組合員企業に対して調査依頼と回収をおこない、疑問点等の補足説明などにも応じる。その後、各組合からの回答を集計した上で、技術的側面や市場流通・産業需要ニーズなどの分析データ資料等への活用を図っていく。
 
 つぎに、六角ボルト(B1180)及び六角ナット(B1181)の本体規格と附属書規格の照合比較による各部所の寸法、形状などの相違点を解説。
 それによると、主なものでは二面幅(平径)や高さの規定及び公差数値、部品等級、ねじの等級、機械的性質(強度区分)の表記、座付き形状への変更等が挙げられた。
 ナットの二面幅(前記・附属書、後記・本体、単位・mm)の場合にはM10が17→16、M12が19→18、M14が22→21、M22が32→34となっている。

 これらのことからも、製品使用するエンドユーザーなどを含めた幅広い方面への情報発信・収集など多角的展開に取り組み、業界及び需要産業などの意向を示すと共に技術的見解等に基づいた附属書のJIS本体化の検討活動を推進していくものとした。



第2122号3面

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