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阪村機械製作所 世界初のトルク及び引張り同時測定のサカムラテスター完成
【ねじ・ネジ・業界紙】 (株)阪村機械製作所(本社=京都府。中野孝之社長)ではこのほど、世界初の締め付けトルク及び引張り荷重を同時に自動測定する「サカムラテスター」の第一号機が完成した。ボルトの“熱処理・めっき品”における品質や精度の万全な管理体制を確立でき、CCDカメラ等のオプション設定により頭部などを含めた製品外観の画像処理検査も可能としている。
サカムラテスターは、フィーダーから供給される対象製品はロボットにより、測定箇所のねじゲージに挿入されて締め付けトルク及び引張り試験がおこなわれる。
挿入機能にはサーボモータ駆動の改良ナットランナーが用いられており、ゲージ内を対象製品が進むに連れて、最大軸力Fv max(N)と締め付けトルクT(N・m)を同時に自動測定する。この2つの測定項目は、あらかじめ合格許容範囲の数値設定をおこなうことで、不完全な熱処理加工による強度不足やめっき加工時の水素脆性未処理などを判明する。
規定外数値表示品、めっきの液だまり等による測定不能な製品は、完全に除外選別されて不良製品発生を防ぐ。また、製品ねじ部がゲージ内を通ることから、打疵傷の補正並びに再加工が可能となって均一の綺麗なねじ部を実現すると共に、逆回転の取り外し時には緩み(戻し)トルクの解析もできる。
第2113号1面
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- 阪村機械製作所 世界初のトルク及び引張り同時測定のサカムラテスター完成 -- 2009/06/04 木曜日