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JIMTOF2008 各国業界代表の動向発表その3
【ねじ・ネジ・業界紙】 【イタリア工作機械工業会】
07年、イタリアの工作機械、ロボット、オートメーション製造は五八.二億ユーロの前年比16.6%増。製造では世界ランキング4位、輸出は3位を占め、イタリア工業は年間成長指数17.1%を示した。消費成長は顕著で四三.四五億ユーロの前年比23.2%増、国内受け渡しは二七.一六億ユーロ(前年比22.4%増)、輸入は一六.二九億ユーロ(同24.5%増)。外国製機械が市場に占める割合は37.5%。
輸出も好調で三一.〇四億ユーロの同11.9%の伸びを示し、製造に占める輸出割合は06年の55.5%から53.3%に減少。売上差し引き残高は一四.七五億ユーロ(同0.7%増)に安定している。業界におけるイタリア企業は、製造能力のレベルにおいて06年の80.4%から84.9%に成長。注文控帳でも06年の五.七ヶ月の製造実績が六.六ヶ月に改善(最高値は1995年の七.一ヶ月)。機械価格は2%増。
07年における工作機械の輸出は、06年の記録を更新して二九.六九億ユーロの前年比2.1%増。成長は全四半期ともにみられ、成長率は第1四半期15.2%、第2四半期9.2%、第3四半期16.3%、第4四半期9.3%と、それぞれ増加。非伝統的技術の工作機械(レーザー・電機侵食)輸出は一.九四億ユーロ(前年比31%増)、削り加工機が一三四.九万ユーロ(10%増)、変形加工機が一四二.六万ユーロ(同12%増)を記録。主要輸出国は、全体の13.5%を占めるドイツ、次いで8.1%の中国、アメリカ(7.3%)、スペイン(6.8%)、フランス(6.2%)。また、ロシア・ポーランド・トルコの市場でも強化している。
本年10月5―10日には、ミラノ見本市会場において世界中の工作機械が集合する「エモミラノ=EMO―MILAN2009」を開催する。工作機械、ロボット、オートメーション、補助テクノロジー分野で比類のない幅広く満足の高い催しとして準備を進めており、全会場を利用した展示面積18万平方メートルの世界中から20万人の来場を見込んでいる(前回15.5万人)。
第2099号5面
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- JIMTOF2008 各国業界代表の動向発表その3 -- 2009/01/20 火曜日