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平成20年度伸銅品需要見通し

 【ねじ・ネジ・業界紙】 日本伸銅協会(中山祐之会長=(株)神戸製鋼所専務)の調査統計委員会がこのほど纏めた平成20年度(20年4月~21年3月期)の伸銅品需要見通しによると、IT・電子機器のデジタル化進展と共に中国及びアジア圏を中心にした輸出の好調基調から板条系の各品種が総じて堅調な需要を見込め、銅管や黄銅棒の伸び悩みをカバーするものとして、総量では前年を上回る101万7千トンを予測している。

 なお、平成19年度生産量は100万1千トン(前年度比4.2%減)の実績を予測し、平成15年度から続いている百万トン台を維持する見通しである。
 
 平成20年度の伸銅品需要量合計は101万7千トンと、19年度比では僅かとなるが増加が期待できる。内訳は、内需向けが82万6千トン(対前年比0.9%増)、輸出向けが19万2千トン(同5.1%増)となって、輸出比率は19年度の18.2%から20年度は18.8%に増加を見込む。なお、想定した同見通しの101万7千トンは、昨年9月に見直した20年度需要改訂と等量になっている。


第2074号7面

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