[PR]
近畿小ねじ会 鉄鋼製材料値上げ対応に各社が製品価格是正
【ねじ・ネジ・業界紙】 鉄鋼製材料は、今月初頭からの大幅な値上げに加え、納入遅延等の表面化による現物のタイト化が顕著になっており、ねじメーカーでは安定供給に向けて一層の対応が迫られている。
関西圏の小ねじ・タッピンねじ等のメーカーで構成する近畿小ねじ会(田中祥元会長)は先般例会を開き、会員各社からは鉄鋼製品種の全てを対象に価格改正の完全実施の意向が示された。また、生産に付随する金型・梱包資材・加工処理など様々な面でコスト上昇を受けており、更なる製品価格適正化への取り組みを強化していくものとした。
鉄鋼製材料の大幅な値上げに対して、各社ともに製品価格の是正を納入先に要請。既に改正した価格表の配布完了及び順次作成中の対応等が図られ、全ての鉄鋼製品種において完全実施による新価格での納入が進められている。製品価格の変動率については、今回の材料値上げ分のみを換算した設定のほか、昨秋の材料値上げの積み残し分をはじめ、2次加工費・副資材など全ての生産コスト上昇分を転嫁した価格体系など、各社によって様々なケースがみられる。
しかしながら、今回の材料値上げ分のみの転嫁はあくまでも暫定処置であり、他のコスト上昇分も付加した適正価格への追及に取り組む。
第2073号1面
トラックバック
Trackback URL : http://www.nejinews.co.jp/s/news/fastener/sb.cgi/1216
見出し一覧
- 近畿小ねじ会 鉄鋼製材料値上げ対応に各社が製品価格是正 -- 2008/04/18 金曜日