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大阪府立産開研 磨棒鋼製造業の景気動向調査

 【ねじ・ネジ・業界紙】 大阪府立産業開発研究所はこのほど、平成19年12月期の府内における「業種別景気動向ヒアリング調査」の結果をまとめた。今回の調査対象業種は、磨棒鋼製造業、プラスチック製品製造業、印刷業、ガソリンスタンド、ディスプレイ業の5業種。その中からねじ産業にとっても関連性の高い「磨棒鋼製造業」の業種に焦点をあて、現況や今後の見通しについての報告結果を以下に紹介する。

 平成14年秋から回復に転じた大阪地区の生産は、自動車のほか産業機械、建設機械の好調を受けて、引き続き堅調に推移している。加工賃の引き上げは難しいものの、収益を確保している企業も多い。今後についても、少なくとも平成20年中は好調が続くとみられる。
 
 ただし、同業界はオーナー企業が多く、それゆえ事業承継を課題としている企業も多い。今後、後継者問題を背景とした業界再編の可能性を指摘する声も聞かれた。


第2071号5面

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