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【カレーハウス】epice(エピス)=神奈川県平塚市     推薦者: F番記者

カレーハウス「epice」(エピス)
カレーハウス「epice」(エピス)
カレーハウス「epice」(エピス)
カレーハウス「epice」(エピス)
 平塚駅からやや離れた県道沿いにカレーハウス「epice」(エピス)がある。創業3年の新興店だが、日本人の味覚に合わせた本格インドカレーが食せるとして地元では有名のようだ。オーナーは、熱海の旅館で料理長を務めたシェフの廣岡聖博さん。自身の店を持ちたいという夢を叶えるため、インドカレー店で修業を積み、晴れて根城を構えた。

 この店の利用者は「スパイスが利いてまろやか」と口々に言う。私も相模豚を使用したポークカレーを食してみたが、確かにスパイスは利いていて、程よく汗がほとばしる。7月に来た時に「爽快な夏カレー」と感じたことを思い出した。味はさっぱりとしながらも、野菜それぞれのうま味が引き出されている印象。ルウを少しずつかけてたべるよりかは、多めに掛けて食べた方が美味しい。

 本場のインドカレーは、ルウに小麦粉を使わないそうだ。スパイスのみでベースを作り、野菜を煮込んでとろみをつける。小麦粉はそもそも英国カレーに用いられるもので、ご飯との相性を考慮したものだという。白米を主食としている日本では、英国カレーの味が浸透し馴染みが深い。

 epiceでは、本場のインドカレーと同様に小麦粉を使わず、30種類以上のスパイスを使用。ただ、ナンを提供していないため、日本人の味覚にあうようにと、カレー粉をアクセントとして加えているのだという。爽やかけれども単調的になっていない理由がここにありそうだ。

 また、じゃかいもや人参などの野菜は、皮を剥かないで煮込む。その訳をシェフは「皮と実の境にうま味が詰まっています。それを引き出すため、剥かずに使用しています」と話す。ちなみにじゃかいもは、新じゃがを使い、頬張りやすいサイズで切り分けている。まろやかに感じたのはこのうまみ成分の影響かもしれない。

 シェフの人柄も良く、店の雰囲気もウッド調で落ち着きがある店構え。ぜひ一度は行って頂きたい店だ。

 <メニュー>
 骨付きチキンカレー800円、ブランド豚(相模豚)カレー800円、日替わりランチカレー800円、ビーフカレー980円、相模豚のロースカツカレー1200円、よくばりターリーコレクション1800円。※ランチタイムのみプラス200円でコーヒー又はチャイとプティデザート付きができる。

 ◆epice ▽住所=神奈川県平塚市中原1-18-23。▽電話=0463-67-6059。▽定休日=水曜日。▽営業時間=ランチタイム11:00~14:30、ディナータイム17:30~22:00。▽駐車場=2台。
 





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