ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

中グリパイトなかぐりばいと(boring tool)旋盤で小径の穴を加工する場合にはシャンクの細長い形状のものが用いられるが,径が大きくなると中グリ棒を使い,バイトは普通の旋削バイトと同様なものを用いるか,または板状のバイ5が用いられる.また精密中グリ作業にはダイヤモンドバイトも用いられることがある.刃は(cutting edge)切刃ともよぶ.切削工具の,切削を行なう部分'をさす.主に切削を受持つ主切刃と補助の役目をする補助切刃とがあるバイト(cutting tool)旋盤,形削リ盤,平削盤,中グリ盤などの工作機械に使用する切削工具で刃先とシャンクとよりなる.用途により荒削用,仕上用,外画用,内面用などに分かれ,炭素鋼,高速度鋼,超硬合金,セラミックダイヤモンドバイトの区別および火造リバイト,完成バイト,差込ミバイト,付刃バイト,機械的保持バイト等に分れるバイトホルダ(tool holder)バイトをとりつけて,特別な作業を容易に行なうことのできるようにした支持体をいう.バイトホルダを月jいることにより,高速度鋼や超硬合金のチップを能率的,経済的につかうことができる.箱スパナはこすぱな(box spanner)たとえば凹んだ穴の中にあ・るナットのように,ナットの周囲に邪魔物があるために板スパナの使用出来ない場合に用いられるもので,柄の先端に六角形の穴がある万能万力ばんのうまんりき(universal vice)フライス盤用平万力(millingvice)の基部とツカミ部との間に二重の旋回部を設け,さらに両旋回部の中闇に水平軸のまわりに旋回する機構を設け,傾斜したツカミ部(傾斜は90°まで)が基盤の上を垂直軸のまわりに360°旋回し,かつ,ツカミ部だけが傾斜した平面上でその平面に直角な軸のまわりに左右40°ずつ旋回しうる構造の万力を変えることができるで,品物を締付けたまま自由に向き回シ金まわしがね(carrier)ケレ,ケリともいう.旋盤や円筒研削盤で工作物を両センタで支えて削る場合に,工作物にとりつけ,その尾都を回シ板に引っかけて工作物をまわす道具ヤスリ(file)手仕上げで加工部の面を仕上げる工具ライナ(liner)こすれ合う部分にはさむ当て金をいう.シリンダライナはこの一例で,シリンダの内面に挿入される円筒形の部品である。両ロスパナりょうくちすぱな(double ended spanner)スパナ(ナットを回転させるための工具)の一種.柄の両端にナットをくわえる部分があるリーマ(reamer,rimer)寸法が正確で真円度が良く仕上面のよい穴をつくるために用いられる工具であって,わずかに小さい径のキリで下穴をあけておく必要がある,先端のクイ付部および周囲の切刃で切削をおこなう