ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

ネジで、ウイットネジ・アメリカネジ・ユニファイネジなどがこれに属する。ウイット並目ネジ(Whitworthcoarsethread)イギリスのJosephWhitworthが提案した表に基礎をおくもので、ネジ山の角度が55度の並目のインチネジ、JISB0206参照。ウイット細目系ネジ(Whitworthfineseriesthread)基本山形はウイット並目ネジと同じで、直径に対してピッチの細かいもの。JISにはウイット細目ネジ1号とウイット細目ネジ2号との2系列がある。JISB0208参照。薄鋼電線管ネジ(conduit tube thread)薄鋼電線管をつなぐネジでネジ山の角度は80度。JIS B 0204参照オネジ(external thread)円筒外面または円すい外面のネジ山。オネジの谷の径(minor diameter of external thread,root diameter of external thread)オネジの谷底に接する仮想的な円筒(または円すい)の直径。追い側フランク(trailing flank)進み側フランクと反対側のフランク。応力断面積(stress area)有効系とオネジの谷の径との平均の直径で計算されるオネジの断面積。ネジの引張強さを計算するとき用いる。有効断面積ともいう。角ネジ(square thread)断面系が正方形に近いネジ山。ネジプレス・ジャッキおよび親ネジなどにまれに用いられる。完全ネジ部(complete thread,full thread)山の頂と谷底とが両方とも完全なネジ山形をもつネジ部。[オネジの]外径(full diameter of external thread,outside diameter of external thread,major diameter of external thread)オネジの山の頂に接する仮想的な円筒(円すい)の直径。基本山形(basic form of thread,basic profile)ネジ山の実際の形状を定めるための基礎となるネジ山の1ピッチ分の形状。ネジの軸線を含んだ断面形についていうのが普通である。たとえばJIS B1205~1212の図面では太い実線で示してある。管用ネジ(pipe thread)イギリスのBSPネジおよびこれに類する主としてガス管をつなぐネジで、テーパネジと平行ネジとがある。ネジ山の角度は55度で、テーパネジではネジ山はネジの軸線に直角に、テーパは16分の1にとるのが普通である。JIS B 0203参照。細密ネジ(watch thread)時計・光学機器・電気機器および計測器などに用いられる外径1mm末端のネジで、ネジ山の角度が50度、各部の寸法はミリメートルで定められており、スイスの時計工業に用いられているNHSと互換性がある。JIS B 0201参照三角ネジ(triangular thread)断面形が正三角形に近いネジ山の総称。メートルネジ、ウイットネジ、ユニファイネジなどがこれに入る。30度台形ネジ(30°trapezoidal thread)ネジ山の角度が30度の台形ネジで、呼び径およびピッチはミリメートルで定められている。JIS 0221参照。三条ネジ(triple thread,triple start thread)リードがピッチの3倍に等しいネジ山。山頂切リトリの高サ(crest truncation)軸線を含んだ断面形においてトガリ山の頂を連ねる直線と山の頂を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離。テーパネジではテーパ面に直角に測ることもある。