ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

問屋制度とんやせいど商人=商業資本家が原料や半製品の前貸によって、ときには道具や貨幣を貸しつけることによって、家内工業を支配下において生産を行なわせ、その製品を独占して売りさばいて利潤を獲得する経済形態をいう。このような問屋制すなわち商業資本の産業支配は産業革命によって一掃された。もちろん、今日でもネジ商祉が材料、機械等を貸与して製品をつくらせ、その製品を一手に引取っている場合もあるが、これは支配的なかたちではない。投機とうき株や商品の相場の変動を利用して、その間の差益をうることを目標にして行なわれる取引をいう。投資とうし(investment)工場、機械、建物などからなりたっている固定資本と手持の原料や製品のストックなどを含めた資本の合計が増加したとき、この増加分を投資という。動作研究どうさけんきゅう人間の動作を要素動作に分析して、動作経済の観点からむだな動作や、製品の品質に影響を及ぼすような動作を発見し改善して、作業の安定化をはかり標準動作の設定を行なうもの。特別償却とくべつしょうきゃく会社や事業を営んでいる法人が固定資産を償却するには定額法または定率法で毎期、償却額を算定し換金または必要経費に算入する。これが普通償却であるが、産業政策の立場からある業種、ある固定資産について割り増しの償却を認めることを特別償却という。つまり割り増し償却で換金算入をふやすことにより法人税負担を軽減するのがねらい。いろいろ種類があるが、おもなものは1大蔵大臣が指定する特定機械にたいする3年間の5割増し償却、2大蔵大臣が指定する業種に対する初年度2分の1償却、3採鉱用機械設備を買い入れた場合の初年度全額償却などがある。