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概要

ねじ関連辞典

スクラップ(scrap)クズ鉄。再生(再溶解)しない限り使用に適さない材料をいう。ステライト(stellite)硬質鋳造合金工具材料.C:2.5~2.6,Co:45~46,Cr:25~30,W:15~20,Fe:0~5%.耐摩性,耐高温性があり,主に弁座,抜型,切削バイトなどとして盛金してグラインダー仕上げ後に使用される。ストリップ鋼(strips teel)帯鋼を冷間加工によって仕上げたもので,加工硬化と表面仕上げを主体として行なわれた帯鋼のことをいう。ただし熱間加工によって作られた帯鋼(hoop)のことをいうこともある。ストリツプミル(strip mill)板幅700mmの広幅長尺の薄板でコイル状に巻かれたものをストリップと称する。ストリップの圧延は近年非常に発達し,大別してホットストリップミル(熱間)とコールドストリップミル(冷間)に分けられる。ホットストリップミルの性能は板幅60~240cm,圧延後板厚1,0~3.2mm,長サは600m位で大体板幅と板厚の比は1000:1である。全連続式で炉の粗圧延機,仕上圧延機により一度にストリップとし,半連続式では1台の逆転式粗圧延機と数台の仕上圧延機でストリップを作る。コールドストリップミルは熱間で製作されたストリップを0.2mm程度まで圧下する。精密鋳造法(precision casting)精密な鋳型を造り精巧な鋳物を作る方法。ロストワックス法、ダイキャスト法、シエルモルド法などがある。セミキルド鋼(semikilled steel)不完金脱酸鋼で,凝固収縮をなくするために充分なCoガス放出を行わせたもである。キルド鋼とリムド鋼の中聞の品位の鋼鉄.。銑鉄(pig iron)鉄鉱石を溶鉱炉で還元精錬して製造された鉄。炭素含有量は2.5~5%,不純物成分も多い。一般に脆くて鍛錬はできないが溶融温度が低く流動性がよいから鋳物原料となる。生産される鉄銑の過半は溶銑のまま製鋼工場に送られ製鋼原料とされる。破面の鼠色(「)鼠銑鉄(grey pig iron)白色の白銑鉄(white pig iron)鼠と白のまじっている斑銑(mottled iron)などがある