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松田洋明氏=(株)ヨット印・ダイワ

松田洋明氏=(株)ヨット印・ダイワに関する情報
松田洋明氏(まつだ・ひろあき=昭和50年12月20日生)。平成17年入会。平成16年入社。同年専務取締役に就任。19年代表取締役社長に就任=4代目社長。会社は大正13年創業。現住所は大阪府八尾市楠の本1-1。

 同社は、大正9年に大阪市港区で発足した松田鉄工所が起源である。戦時中に数社が合併し前身である大和精密製作所に発達。主に航空機用精密ねじの製造を手掛け、戦後は造船・発動機向けに製品を納入。昭和中期にかけて冷間圧造による六角ボルトの製造に転換し量産体制を確立。米国への輸出の特需により成長を遂げた。平成16年には設立当時から広く知られていたブランドマーク「ヨット印」を企業名に冠した。現在の主力製品はJIS規格の六角ボルト。月産1200トンの生産能力を持つ。昭和56年に確立した、冷間圧造から転造加工までの8工程をベルトコンベアで連結している連続一貫生産ラインは、呼び径M16、M30のそれぞれ5ラインの配置を行い、生産効率を高めてコスト競争力の強化を実現している。また09年11月には呼び径M30の先取り機を導入するなど付加価値を高めている。

 松田氏は米国オハイオ州立大学、大手ねじ商社勤務を経て入社。米国留学時には入社することを前提に工場経営などを含むビジネスマネジメントを専攻して基礎知識を高めた。長年培われた企業モデルや技術力と、米国・国内企業で学んだ知識・ノウハウ等を融合して、製品品質の向上に取り組むと共に、徹底した効率化を図り規格製品における国際競争力の強化にも尽力。今後は金型の設計にも携わって取り扱い品種の拡大を目指すほか、企業価値の創造と次世代へと永続的に引き継いでいく企業体制を構築する。

更新日:2010.03.08 Monday

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K-2

 K-2(ケイ・ツー)は、関西圏のねじ製造5団体の統合合併・参画によって発足した関西ねじ協同組合の設立に伴い、それぞれの二世会として活動する水扇会とOJCが発展的な運営を目指し、平成16年に新たに設立された。メンバーは、ねじ製造業をはじめ関連する加工処理や副資材など幅広い業種から構成。各企業を承継する経営者層の育成の場として様々な事業活動を展開。業界の次代を担う人材創出への期待が寄せられている。現在の会員数は53社54名。(紙面掲載日:2010年2月17・27日号)

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