ねじ業界・二世会
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北村幸信氏=北村精工(株)
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北村幸信氏(きたむら・ゆきのぶ=昭和42年1月9日生)。平成19年入会。昭和61年入社。平成5年に常務取締役就任。15年代表取締役社長に就任=2代目社長。会社は昭和44年創業。現住所は大阪府柏原市円明町1000-11。
同社は、ローリング加工メーカー「北村鋲螺製作所」として創業し、その後、長期的な事業展開を視野に海外向けタッピンねじの製造を開始。平成5年には、海外市場の環境変化により国内市場向けに事業転換を図った。設備増強や新工場、物流センターの建設など、生産アイテムの拡充など供給対応力を高めていき、事業規模を徐々に拡大していった。直近ではISO9001の認証取得や、日本鉄鋼連盟規格スチールハウス用ドリルねじの認定工場、ドリルねじを用いた鉄骨接合法に関する国土交通大臣認定、自社ブランド「LIVE(ライブ)」を立ち上げるなど、製品品質とメーカーブランドの向上に務めている。また本社兼物流センター(敷地面積約1308平方メートル)を中心に、第2工場(同約413平方メートル)と第3工場(同約300平方メートル)の連携により、効率的な製造体制及びデリバリーを可能にしている。
家族経営の加工メーカーだった頃に入社した北村氏は、下請けからの脱却を目指し、多岐に亘る業務を日々堅実に全うしてきた。現在60名の従業員数を抱える企業規模へと成長を遂げ、この過程を身をもって経験した同氏は、常に情熱的な思考能力とものごとを公正に判断する冷静さを併せ持ち、更なる企業の発展に向けて積極的な施策を展開する。常務取締役時代には自社ブランドの立ち上げに尽力し、また技術力・品質など企業価値の向上目指してISO9001、14001の取得にも取り組んだ。一方で顧客や取引先・社員に対しての仲間意識を尊重し、常に職場・取引先との良好な関係・環境創出に力を入れている。社員一丸の精神で企業体の更なる発展と、「良い技術は次世代に残る」をモットーにした、競争力価格の追求と品質・安全・信頼の向上を目指している。
更新日:2010.03.03 Wednesday
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K-2(ケイ・ツー)は、関西圏のねじ製造5団体の統合合併・参画によって発足した関西ねじ協同組合の設立に伴い、それぞれの二世会として活動する水扇会とOJCが発展的な運営を目指し、平成16年に新たに設立された。メンバーは、ねじ製造業をはじめ関連する加工処理や副資材など幅広い業種から構成。各企業を承継する経営者層の育成の場として様々な事業活動を展開。業界の次代を担う人材創出への期待が寄せられている。現在の会員数は53社54名。(紙面掲載日:2010年2月17・27日号)
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