ねじメーカー海外拠点タイ特集
Fujita Rashi (Thailand) CO.,LTD.(藤田螺子工業)
2007.10.17 水曜日
同社は、藤田螺子工業株式会社(愛知県名古屋市。藤田澈社長)グループを構成する海外3拠点のうちの1つ。同グループが掲げる「グローバルなネットワークで世界品質を提供」に向けた展開を図り、東南アジア地域の重要な位置を担っている。日系自動車構成部品メーカーをはじめとする様々な納入ニーズに、世界中の先進のパーツ部品を瞬時に検索発信するディストリビュータとして、また安全と環境を保証した重要保安部品等の開発・生産メーカーでもあるグループの特徴を活かし、生産財エレメンツにおける2つの機能をフルに発揮して対応を行っている。
現所在地には業務の拡張等に伴い、2003年4月に新工場を建設し、移転。多様化するニーズならびに広範域への業務活動等を目指して、品質ISOの早期取得に加え、空遊地の有効活用を計画中である。
【紙面 平成19年(2007年)10月17日付 第2055号 掲載】
◆所在地=チョンブリ県アマタナコン工業団地。地図を見る
◆規模=総敷地面積8411平方メートル、総建屋面積1958平方メートル。
◆代表者名=岡田將伸。
◆資本金=1億バーツ。
◆設立、操業開始日=1997年7月。
◆従業員(邦人と現地採用の人数、合計)=31名(2名・29名、邦人は駐在員及び現地採用各1名)。
◆生産品目=ねじ、ナット、リベット、ツーリングなどの輸入販売及び特殊組付作業。
◆納入先=タイ国内の日系自動車構成部品メーカーを主に92%、国外輸出8%
(インドネシア・マレーシアなど)。
◆設備機器=洗浄機1台、組付機3台。
◆材料、設備、その他の副資材の仕入先=ねじ等の製品を日本の藤田螺子工業より95%、ほか現地日系ねじ企業より5%購入。
◆年商=4億バーツ。
◆ISO登録(品質・環境など)と納入先(自動車認定など)や現地の取得制度など=品質マネジメントシステムISO9001を2008年4月の取得目標で推進活動中。
◆勤務形態=午前8時~午後5時(1直制)。
◆生産・品質管理の方法=経事的に変化が起こりうる項目を中心に受入れ・出荷検査の実施。その他顧客要求に応じた取り組み。