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  • OHASHI SATO (THAILAND) CO.,LTD.(オーハシテクニカ&サトーラシ)

    2013.08.31 土曜日

    オーハシテクニカ  同社は、株式会社オーハシテクニカ(東京都港区。前川富義社長)のタイ現地子会社OTT(詳細は別項参照)と株式会社サトーラシ(東京都大田区。佐藤義則社長)が、60%と40%の資本比率によって二〇〇〇年に設立した合弁会社。OTTの敷地内に立地し、二〇〇一年の年初から操業を開始。サトーラシが永年にわたり築き上げてきた生産システムをベースに、フォーマーの圧造及び鍛造プレスからの冷間加工成形を主力に展開。多種多様なニーズに応える製品化を行い生産品の全てはOTTへ完成品並びに中間部品(ブランク)として納入。同社が様々な形状を具現化した冷間加工の製造業務を、OTTが販売を専門に担う位置付けとなっている。

     その生産体制は、日本国内と同様に時代の一歩先を見据えた製品作りに取り組み、納入先から求められる個別の機能を充分に発揮できる作り込みが行われ、それぞれにハイクオリティ&ハイパフォーマンスの高付加価値化が図られている。また、各種加工用製造設備を自社開発や改良を施してきた実績などを背景に、工程並びにラインの一つ一つにおいても独自の方法を取り入れた拘りが細部に至るまで見られ、精度・品質の面でも高度な生産システムが構築されている。

    【紙面 平成25年(2013年)1月27日付 第2245号 掲載】

     ◆所在地=プラチンブリー県304工業団地。
     ◆規模=敷地面積三七三二〇平方メートル(現地親会社工場含む総敷地面積)、工場三八四〇平方メートル。
     ◆代表者名=須藤弘
     ◆設立日、操業開始日=二〇〇〇年一〇月、二〇〇一年一月。
     ◆従業員(邦人と現地採用の人数、合計人数)=邦人二名、現地採用四二名、合計四四名。
     ◆生産品目もしくは取扱製品=特殊ボルト、特殊ナット、ねじ付部品、冷間圧造部品等の製造。
     ◆納入先=現地親会社のOTT(オーハシ テクニカ タイランド)向け100%。
     ◆設備機器=パーツフォーマー1台(5段)、ナットフォーマー2台、冷間圧造機(プレス機)3台、タッピングマシーン6台、ドリル機(ボール盤)4台、切断機1台、溶接機2台。
     ◆製品の生産数=フランジナットM8~M14。ホイール用ナット。溶接ナット(M18~22)。カラー及びその他。全体生産数は三五〇万個以上。重量ベースでは約一〇〇トン。
     ◆材料、設備、金型、その他副資材の仕入先=材料…日本製。設備…日本製。金型…日本・ローカル(他国含)。その他副資材…ローカル。
     ◆年商=一億二二〇〇万バーツ(2011年度実績)。
     ◆ISO登録(品質・環境など)、納入先(自動車メーカー認定など)や現地の取得制度=ISO/TS16949‥2009、ISO14001‥2004。
     ◆勤務形態=2交代制(午前8時~午後5時、午後8時~午前5時)。週休2日制。
     ◆生産・品質管理の方法=ISOシステム及び日本と同様の管理方法を基に、現地スタッフが運用できる方法を構築。

    タイに生産拠点を構える日本のねじ企業を取材

     中国に台頭するアジアのマザー生産拠点として注目され、各国の自動車・電機、産業機械、設備など多彩な工業系大手メーカー及び関連部品メーカー等が進出を図るタイ王国(ThaiLand)を2007年、2010年の2度にわたり、訪問取材した。

    タイ進出メーカー一覧
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    OHASHI SATO (THAILAND) CO.,LTD.(オーハシテクニカ&サトーラシ)
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