現在位置: HOME > ねじ海外拠点特集 > タイ > タイ > 2010年訪問


ねじメーカー海外拠点タイ特集

生産拠点
  • トップ
  • タイ
  • SANKO FASTEM (THAILAND) LTD.(サンコーテクノ)

    2007.10.17 水曜日

    2007-sanko.jpg  同社は、サンコーテクノ株式会社(千葉県流山市。洞下実社長)グループの海外生産拠点であると共に、日本本社等からケミカル製品、鉄筋カッター・パンチャー、コンクリートドリルの輸入をおこない、タイ国内の流通市場にも販促を展開。人材教育では、現地1流大学教授を講師陣に幹部層対象のMBA講習会(延べ180時間)、1般従業員はパソコン技術研修会などを積極的に取組み、優秀な人材活用から現代表者はタイ人女性を起用。現地スタッフ主導の企業運営を図っている。

    生産設備では、多軸切削加工機がCタイプアンカーを棒材から、外形・穴明け・ねじ切りまでの1貫生産及び、ツールマスターが刃物(工具)を取り付けたヘッド部をミクロン単位で微調整対応し、少量多品種の生産に効果を表している。

    【紙面 平成19年(2007年)10月17日付 第2055号 掲載】

     ◆所在地=パトゥム・タニ県タンヤブリ群。地図を見る

     ◆規模=総敷地面積2万326平方メートル、総建屋面積9311平方メートル(事務所738平方メートル、第1工場2450平方メートル、第2工場1728平方メートル、第3工場2400平方メートル、食堂405平方メートル、倉庫ほか1590平方メートル)。

     ◆代表者名=Ms・アチャラパン ピパタナコシット。

     ◆資本金=1億バーツ(サンコーテクノ84・5%、このほか、ローカル有力鉄鋼企業、最大ねじメーカーのマージャック社、住友商事など)。

     ◆設立、操業開始日=1988年7月、1989年9月(製品初出荷)。

     ◆従業員(邦人と現地採用の人数、合計)=145名(2名・143名)。

     ◆生産品目=スチール製ハンマードライブアンカーC、ドロップインアンカーCT・GT、グリップインアンカーGA、ウエルドアンカーHASの各タイプ。

     ◆納入先=日本への輸出80%、タイ国内20%。

     ◆設備機器=線引き機1台、冷間圧造機7台(ヘッダー・フォーマー)、転造機7台、穴明機10台、ねじ立て機24台、切削加工機30台、多軸切削加工機2台、3価メッキ処理ライン1式、各タイプアンカー組立機5台など。塩水噴霧器、ファイバーブロー測定器、各種硬度計・精密ゲージ、マイクロスコープレコード等の試験機器類。

     ◆製品の生産数=Cタイプ1100トン、CTタイプ300トン、GTタイプ220トン、GAタイプ370トン、HASタイプ130トン(各タイプ年間)。

     ◆材料、設備、その他の副資材の仕入先=設備…日本・台湾・スイス・タイ製。材料、副資材…インド・タイ・日本・中国・台湾製。

     ◆年商=約2億6500万バーツ。

     ◆ISO登録(品質・環境など)と納入先(自動車認定など)や現地の取得制度など=ISO9001:2000、ISO14001:2004。

     ◆勤務形態=2交代制(午前8時~午後5時、午後8時~午前5時)。

     ◆生産・品質管理の方法=ISOシステム、5S。

    タイに生産拠点を構える日本のねじ企業を取材

     中国に台頭するアジアのマザー生産拠点として注目され、各国の自動車・電機、産業機械、設備など多彩な工業系大手メーカー及び関連部品メーカー等が進出を図るタイ王国(ThaiLand)を2007年、2010年の2度にわたり、訪問取材した。

    タイ進出メーカー一覧
  • 2007-sanko.jpg
    SANKO FASTEM (THAILAND) LTD.(サンコーテクノ)
    2007.10.17 水曜日
  • 購読のご案内

    取材依頼・プレスリリース

    注目のニュース