ケヴィン山内の英語まめ知識
4月の News
4月(April)も殆んど終わりもうすぐゴールデンウィーク(‘Golden Week’ holidays)ですね。読者の皆様のお宅ではお子様の大学入学やお孫さんの小学校入学などで忙しかったのではないでしょうか。
さてニュース満載の4月でしたが、順を追って簡単な英語に直してみましょう。
4月2日に歌舞伎座(the Kabukiza Theater)が4回目の改修(makeover)を終えお披露目をし、東京の新しいランドマーク(landmark)のひとつになりました。
makeover を人間にあてはめるとイメージチェンジでしょうか。似た表現はmake-up (化粧)で、昔からある日本語でメーキャップのことです。
以前の号にも書きましたが、中国の鳥インフルエンザ(bird flu)が再発し死者がどんどん増えています。日本への入国に際し中国人が厳しい検疫体制の対象になっていますし 中国からの再入国(re-entry)の日本人についても同様です。
因みに「病気にかかる」は catch で良いでしょう。「感染者」は virus(ヴァイラス) carrier(ウイルスを運ぶ人)と言います。国民栄誉賞は長嶋茂雄と松井秀喜が受賞しましたが、英語では Peoples′Honor Award です。 award はアワーdと誤って発音していますが、必ずアウォーdと発音して下さい。
ミャンマーのアウン・サン・スー・チー女史が日本政府の招きで来日しました。
ミャンマーは新しい国名で昔はビルマ(Burma)と言いました。両方の国名は全く別もののように聞こえますが 本当は同じなのです。なぜなら、音韻変化の法則で B→P→Mとなるので、 Burma→Murma→Myanmar となるからです。
同様の例では日本をニホンとかニッポンと発音するのと同じことなのです。
TPP(Trans-pacific partnership)環太平洋パートナーシップ協定、協定の英語Agreement は省略されています。筆者が一所懸命に聞いても「T」なのか「P」なのか分かりません。なぜなら両方の文字の最後が「イー」と発音されているからです。日本で電報を打つ際「タ」をタバコのタと言ってオペレーターさんが確認します。アメリカでも「T」 をタイガーのティー T as tiger、 「P」 を P as Peter と確認しています。
特に軽音楽の世界も同様で二調の「D」、ホ調の「E」、ロ調の「B」は前述の T や P と同じように非常に分かりにくいので、正確に相手に伝えるため D は Denmark、 E は England、 B は Bangkok、と表現しているようです。
皆様が外国人と、いや日本国内でも ローマ字の綴りを説明する際に便利なように次の単語を覚えて下さると幸いです。アルファベット順: Able,Baker,Charlie,Dog,Easy,Fox,George,How,Item,Jack,King,Love,Mike,Nancy,Over,Peter,Queen,Roger,Sugar,Tiger,Uncle,Victory,Whisky,X‐ray,York,Zebra.これは旅行業界、航空業界で使われていますが、別に誰でも知っている国名や都市名を使っても構いません。例えば America,Bangkok,China のように。
最後に皆様の名前をスペルアウトして練習してみてください、とても便利ですよ。
本紙2013年4月27日付(2254号)掲載
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